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2020年4月14日 (火)

今井選手に「風が強く吹いている(坂戸陸協から箱根駅伝へ!)」

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今井選手の素晴らしい知らせが舞い込んできました。

日体大卒業後、実業団(トライアスロン)に所属。現役を退いた後は教壇に立って生徒らを指導しつつ市民ランナーとして坂戸チームに所属。チームに圧倒的な爆発力を与えてくれた今井選手。なんと、この4月から駿河台大学の3年生として大学に入学(編入)し、陸上部の学生等と一緒に(自分も選手として)箱根駅伝への初出場を目指す!ということです。

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 新型コロナウイルス感染拡大による政府の緊急事態宣言発令で、各大学駅伝チームも活動を停止、自粛する厳しい状況の中、各校に新人が加わった。箱根駅伝初出場を目指す駿河台大には超異色オールドルーキーが入学。中学校の体育教師だった今井隆生(29)は「自己啓発等休業」制度を利用し、3年生に編入した。「もっといい先生になるために」心理学部で学びながら駅伝部入部。2年間限定で「箱根への道」を全力で駆ける。
 先行きが見えない春。熱血先生、いや、熱血すぎる先生が懸命に走り出した。埼玉・飯能市内の公立中学校の体育教師だった今井は、一学生に戻り、箱根駅伝に挑戦する。
 教員の「自己啓発等休業」の制度を利用し、駿河台大3年生に編入する決断をした一番の理由は、教師として成長するためだった。「担任したクラスの中で不登校の生徒がいました。私なりに一生懸命アプローチしたが、結局、生徒の力になれなかった。教師として力不足を実感した」。悩んでいた時、同じ飯能市内にキャンパスがある駿河台大に心理学部があることを知った。「今まで勉強していなかった分野を学んで、もっと生徒に寄り添える先生になりたい」と実直に話す。そして、久しぶりに大学生となる機会を生かし、封印していた“夢”にも挑戦する。
 大泉高時代は陸上部に所属し、将来の箱根駅伝出場を目標としていたが、そのレベルにはほど遠く、日体大入学後トライアスロンに転向。世界大学選手権に出場するなど活躍した。「その頃はトライアスロンに全力を尽くしていたので、箱根駅伝への未練はなかった。4年生だった2013年は日体大が箱根駅伝で30年ぶりに勝った。クラスメートに優勝メンバーもいたし、素直にうれしかった」と振り返る。卒業後も実業団でトライアスロン選手として活動。走力を磨くために参加した陸上の練習会で駿河台大の徳本一善監督(40)と知り合い、アドバイスを受けるようになった。
 16年にトライアスロン選手としては現役を引退し、埼玉県の教員となった。体育教師、陸上部顧問を務めながら市民ランナーとして多くの大会に参加した。勤務先の中学校が駿河台大と近かったため、休日は生徒を指導した後、同大学で練習を重ねた。「水泳と自転車はやはりパワーが必要で、トライアスロンの選手時代は体重59キロでした。ランだけに絞ったら52キロに減って一気に走力が上がりました」と笑う。18年の栃木・大田原マラソンでは優勝を飾った。いつしか、封印したはずの箱根駅伝出場という夢を現実的に考えるようになった。
 「駿河台大で心理学を勉強して、箱根駅伝にも一緒に出場しよう」。徳本監督の熱いエールが最終的に今井の背中を押した。

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< 報知新聞 2020.4.11 より抜粋>

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2016年の秋頃のこと、「坂戸陸協チームへの参加を表明してくれている5000mを14分台で走る選手がいるらしいヨ?」

「え?ウソでしょw」その時は本気にしませんでした。が、2017年の埼玉県駅伝、宮原小学校前の第一中継所において、逆光を背にして混雑した中継所に走り込んできた今井選手の走りは、私を驚嘆させるには十分な走りでした。

中学校の教員として教壇に立ちながら部活動で生徒らに陸上指導をしつつ、自らの走りを衰えさせることなく走力を磨きつづけた4年間、衰えない? むしろ進化しつづけて、学生時代よりも速くなった!

一昨年の大田原マラソンでは、強風の中、最悪の天候という条件下でありながら 優勝! の快挙、坂戸陸協のユニホームを着て、見事!優勝のゴールテープを切った姿が忘れられません。


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2020年、今年の埼玉県駅伝では、コース変更となり最長区間となった1区を担当し、その爆発力を遺憾なく発揮してチームの4位入賞の原動力として活躍してくれました。

大学を卒業して何年も経過、普通であれば選手としてのピークを越えて引退を考えるような年齢にもなろうという選手が、ふたたび大学の門をくぐって、その大学の箱根駅伝への(初)出場を本気で目指すことになるとは。

 

風が強く吹いている

そういえば、そんなタイトルの夢のような映画がありました。落ちこぼれの陸上部男子寮のダメダメな陸上部員が本気で箱根駅伝の出場を目指す映画。そんなあり得ないフィクション映画をはるかに超越するような奇跡に挑む、我らが今井選手のチャレンジに心よりエールを送りたいと思います。

                    おかうち

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